2026年6月20日|ドローン国家資格について、制度の正確な解説と実務(費用・流れ・依頼先)を一次情報にあたって整理するメディア。
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ドローン免許費用を徹底比較|国家資格と民間資格の総額と抑え方

田中 誠一 / 更新:2026-06-18
ドローン免許費用を徹底比較|国家資格と民間資格の総額と抑え方
ドローンの免許を取りたい。でも調べるほど「結局いくらかかるの?」が分からなくなる。国家資格と民間資格、講習・試験・更新…項目が多すぎて頭が痛くなりますよね。

結論から言うと、固定費(試験・交付の手数料)は制度で決まっていて全国どこでも同じ。差がつくのは講習費用で、ここはスクールごとにバラバラです。

この記事では、国の制度で確認できる固定費と、スクールごとに変わる講習費を分けて整理します。私は二等の資格を実際に取った人間として、取得後にかかるお金まで含めて正直に書きます。

※民間スクールの講習料は一次情報での裏取りが難しいため、本文では金額を断定せず「各機関で要確認」と明記します。創作した相場は書きません。

ドローン免許費用の全体像と内訳

【国家資格/不要論】ドローン国家資格を検討中の方に見て欲しい
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まず大枠を押さえます。ドローンの「免許」と呼ばれているものには、国の国家資格と、民間団体の資格の2系統があります。

ドローンの免許・国家資格とは

正式名称は「無人航空機操縦者技能証明」。国土交通省が案内する技能証明制度で、一等と二等の2区分があります。

取得には大きく3つの支払い先が発生します。登録講習機関への「講習受講費用」、指定試験機関への「受験申請費用」、国土交通省への「交付申請費用」です。

民間資格と国家資格の種類

国家資格は一等・二等。民間資格はJUIDA、DPA、DJI CAMP、DPCAなど複数の団体が独自に発行しています。

正直に言うと、2022年に国家資格ができてから「民間資格はもう不要では?」という声もあります。ただ民間資格は経験者ルートの土台になるので、無駄にはなりません(後述します)。

費用が発生する項目の一覧

国家資格で発生する費用を、固定費とスクール依存に分けて並べます。ここを混同すると比較がぐちゃぐちゃになります。

国家資格でかかる費用項目(固定費とスクール依存の区別)
固定費は国の制度で全国一律。講習費は登録講習機関で要確認。
項目支払い先金額の決まり方
講習受講費用登録講習機関スクールごとに異なる(要確認)
学科試験手数料指定試験機関固定(一等9,900円/二等8,800円)
実地試験手数料指定試験機関区分・限定で変動
身体検査手数料指定試験機関検査方法で変動
技能証明書交付手数料国土交通省3,000円
登録免許税(一等のみ)国(税)3,000円

国家資格にかかる費用を区分別に解説

ここからは制度で確認できる固定費を中心に、区分ごとに見ていきます。学科手数料や交付手数料は国の制度として固定です。

国家資格にかかる費用を区分別に解説

講習関連の費用(二等・初学者/経験者)

二等の講習は、初学者か経験者かで時間数が変わります。経験者(民間資格保有者など)は講習が短縮され、その分だけ受講料も下がるのが一般的です。

ただし、具体的な受講料は登録講習機関ごとに設定されます。国土交通省も「講習受講費用は各機関で確認する」よう案内しています。ここで相場を断定する記事は信用しないほうがいいです。

講習関連の費用(一等・初学者/経験者)

一等は二等より講習時間が長く、内容も高度です。当然、受講料も二等より高くなります。

さらに夜間・目視外・25kg以上といった限定変更を外したい場合、講習や試験費用が別建てになることがあります。一等は「基本+限定変更」で総額が膨らみやすい点に注意してください。

試験・申請の費用(学科・実地・身体検査)

学科試験の手数料は固定です。一等が9,900円、二等が8,800円。これは全国どこで受けても同じ金額です。

実地試験と身体検査は区分や検査方法によって変わります。身体検査は、提出書類で済ませる方法と会場で受ける方法で費用が違います。

技能証明書交付手数料と登録免許税

試験に合格したら、交付申請です。交付手数料は3,000円。再交付・更新・限定変更の申請は2,850円です。

そして一等だけ、交付申請時に登録免許税3,000円が別途かかります。二等にはこの税はかかりません。地味ですが一等と二等の差の一つです。

交付申請は試験合格後、原則オンライン(DIPS2.0)で行います。私が二等を取ったときも申請はオンラインで完結しました。

更新にかかる費用

技能証明は取って終わりではありません。更新が必要で、更新申請の手数料は2,850円です。

更新時には更新講習の受講も求められます。この講習費用も登録講習機関の設定によるため、更新コストを見込んでおくべきです。

民間資格の取得料金をスクール別に比較

民間資格は団体ごとに名称も特徴も違います。料金は各スクールが設定するため、公式での確認が前提です。ここでは特徴の違いを整理します。

民間資格の取得料金をスクール別に比較
主な民間資格の比較(料金は各スクール公式で要確認)
金額は一次情報での裏取りができないため断定しない。
資格名発行団体位置づけ料金
無人航空機操縦技能JUIDA知名度が高く法人需要も多い要確認
ドローン操縦士回転翼3級DPA回転翼機の基礎技能を証明要確認
DJI CAMPスペシャリストDJIDJI機の運用に強い要確認
DRONEフライトオペレーター操縦技能証明DPCA実務オペレーター向け要確認

JUIDA「無人航空機操縦技能」

JUIDAは民間資格の中で認知度が高く、企業の研修でも採用例が多い団体です。国家資格の経験者ルートにつなげやすいのも利点です。

DPA「ドローン操縦士回転翼3級」

DPAは回転翼機の操縦技能にフォーカスした資格です。基礎をしっかり固めたい初心者の入口として選ばれます。

DJI「DJI CAMPスペシャリスト」

DJI機を業務で使う人に向いた資格です。世界的シェアの高いDJI機を扱う現場では実用的な選択肢になります。

DPCA「DRONEフライトオペレーター操縦技能証明」

DPCAは実務でのオペレーション能力を重視した資格です。料金や講習内容はスクールにより差があるため、公式での確認が必須です。

国家資格と民間資格の総額シミュレーション比較

【国家資格不要論】ドローンは免許も資格も必要ないです!
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ここが他サイトに薄い部分です。固定費は出典で確認できるので、それを軸に「考え方」を組み立てます。講習費は要確認のままにし、固定費だけを正確に積みます。

初学者と経験者でいくら変わるか

固定費(学科・交付・税)は初学者でも経験者でも同額です。差が出るのは講習費用です。経験者は講習時間が短縮されるため、トータルが下がります。

固定費だけを積んだ最低ライン(講習費は別途・要確認)
学科手数料・交付手数料・登録免許税は制度上の固定費。実地・身体検査は条件で変動。
区分学科手数料交付手数料登録免許税固定費の合計(実地・身体検査・講習を除く)
二等8,800円3,000円なし11,800円
一等9,900円3,000円3,000円15,900円

この表の合計は、あくまで実地試験・身体検査・講習を除いた「最低限の制度コスト」です。実際の総額はここに各スクールの講習費が乗ります。

一等と二等の費用差と取得メリットの判断基準

固定費だけ見れば一等は二等より4,100円高い。ですが本当の差は講習費と限定変更費にあり、一等は総額が大きく膨らみます。

私の意見をはっきり書きます。レベル4飛行(有人地帯の目視外)を業務で本当にやるなら一等。それ以外の多くの現場、測量・点検・空撮なら二等で十分です。

「とりあえず上位を」と一等を取る人を何人も見ましたが、使わない限定変更にお金を払うのは正直もったいない。必要になってから一等へ進む順番をおすすめします。

民間資格保有者の経験者ルート優遇

民間資格を持っていると、国家資格の講習が経験者扱いになり時間短縮されます。短縮分だけ受講料が下がるのが実利です。

ただし、どの民間資格が経験者と認められるかは登録講習機関側の運用で確認が必要です。「持っているから自動で割引」と思い込まず、申し込み前に確認してください。

独学・分割払い・補助金で費用を抑える方法

費用は工夫で下げられます。独学の可否、ローン、そして助成金。ここは慎重な人ほど読んでほしい部分です。

独学・分割払い・補助金で費用を抑える方法

スクールに通わず独学で取得できるか

制度上、登録講習機関を通さず直接試験を受ける「一発試験」ルートは存在します。講習費を丸ごと省ける可能性があります。

ただし正直、初学者の独学はおすすめしません。実地試験の基準は細かく、自己流の操縦では落ちやすい。私の周りでも独学合格は経験者ばかりでした。

独学で機体や練習場所を自前で用意するコストを足すと、結局スクールと大差ないケースもあります。安さだけで飛びつかないでください。

分割払い・教育ローンの活用

多くのスクールは分割払いやローンに対応しています。月々の負担を抑えて受講できるのは助かります。

注意点は手数料です。分割回数が増えるほど総支払額は膨らみます。落とし穴は「月々が安い」に釣られて総額を見落とすこと。契約前に総額で比較してください。

人材開発支援助成金の申請手順と試算

業務でドローンを使う企業なら、人材開発支援助成金が使える可能性があります。従業員の育成にかかる訓練経費の一部が助成される制度です。

申請の流れは大きく、訓練計画の事前提出→訓練の実施→賃金台帳など実績の提出→支給申請、という順です。事前に計画を出すのが鉄則で、受講後に思いついても遅い点に注意してください。

対象者要件や支給率は年度やコースで変わります。具体額は必ず公式の最新案内で確認してください。ここで支給額を断定するのは無責任なのでしません。

働き方改革推進支援助成金の活用

働き方改革推進支援助成金も、業務改善の一環としての設備・人材投資に使える可能性があります。ドローン導入で業務効率化を図る中小企業向けの選択肢です。

どちらの助成金も「申請すれば必ず通る」ものではありません。要件確認と書類準備が肝。社労士など専門家に相談する企業も多いです。

資格取得後にかかるランニングコストと費用対効果

取得して終わりではありません。むしろ、ここを見落とすと痛い目に遭います。取得後に毎年・都度かかるお金を正直に並べます。

資格取得後にかかるランニングコストと費用対効果

保険料・機体登録更新・機体購入費

業務で飛ばすなら賠償責任保険はほぼ必須です。年額の保険料が継続して発生します。

機体は機体登録が必要で、登録には有効期間があり更新がいります。さらに機体本体の購入費、バッテリーやプロペラなどの消耗品、定期メンテナンス費も積み上がります。

取得後にかかる主なランニングコスト(項目の整理)
金額はメーカー・契約・機体で大きく異なるため断定しない。
項目発生タイミング備考
賠償責任保険毎年業務利用では実質必須
機体登録の更新期限ごと登録の有効期間あり
技能証明の更新期限ごと更新申請2,850円+更新講習費
機体購入・買い替え随時用途で価格差が大きい
消耗品・修理随時バッテリー・プロペラ等

案件単価と投資回収の目安

気になるのは「元が取れるのか」でしょう。ここは案件単価次第で、正直に言えば人によります。

私が現場で見てきた範囲だと、点検・測量の単発案件は1件あたりの単価が空撮より安定しやすい。継続契約を取れれば回収は早まります。逆に趣味の延長で資格だけ取っても回収はしません。

案件単価の具体額は地域・発注元・スキルで幅が大きく、出典で確証できる数字がないため断定は避けます。回収の鍵は「資格そのもの」より「営業して案件を取れるか」だと考えています。

料金以外でスクールを選ぶ際のポイント

ドローン一等国家資格合格までにかかった費用初公開<ドローン資格ナビゲーターⓇ>
ドローン一等国家資格合格までにかかった費用初公開<ドローン資格ナビゲーターⓇ>

料金が同じくらいなら、何で選ぶか。ここで失敗すると、安く済ませたつもりが通えず無駄になります。

無理なく通える場所とスケジュール

通学型は立地が命です。遠いと交通費も時間も削られ、結局通えなくなる。私は自宅から通える範囲を最優先しました。

短期集中か、週末に分けて通うか。仕事と両立できるスケジュールを組めるかも確認してください。

講師の経歴と人数

講師の現場経歴と、受講者あたりの講師人数は質に直結します。一人の講師が大人数を見る形だと、実地の指導時間が削られます。

見学や無料説明会があれば足を運ぶ価値があります。実際に話すと相性も分かります。

使用機体の種類と料金に含まれるもの

使う機体が現場で使う系統と近いほど実戦的です。そして最大の落とし穴が「料金に何が含まれるか」。

講習費に試験料や交付手数料が含まれているのか、テキスト代や保険、再受験料は別か。ここを確認せず申し込むと、後から追加費用で予算が崩れます。見積もりは内訳で取りましょう。

ドローン免許費用に関するよくある質問

最後に、検索でよく一緒に調べられる疑問へ、固定費の事実を踏まえて答えます。

ドローン免許費用に関するよくある質問

よくある質問

ドローン免許費用とは何にかかるのか?
国家資格では主に「講習受講費用(登録講習機関)」「受験申請費用(指定試験機関)」「交付申請費用(国土交通省)」の3つです。このうち学科手数料は一等9,900円・二等8,800円、交付手数料3,000円のように固定で、講習費だけがスクールごとに変わります。
始め方と取得の順序は決まっている?
流れは、登録講習機関で講習を受ける(または独学で備える)→指定試験機関で学科・実地・身体検査→合格後にDIPS2.0でオンライン交付申請、という順です。交付申請は試験合格後に行います。
表示料金以外の追加費用の落とし穴は?
再受験料、テキスト代、保険、限定変更の追加費用、そして取得後の保険料・機体登録更新・更新講習費です。特に一等は交付時に登録免許税3,000円が別途かかります。見積もりは内訳で確認してください。

私からの一歩のすすめ。まず自分が一等か二等のどちらが必要かを決め、固定費(二等で最低11,800円〜)を頭に置いたうえで、気になるスクールに講習費の内訳見積もりを取ること。比較はそこから始まります。

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田中 誠一

元建設会社勤務(現場施工管理10年)、現在ドローン専門メディア編集者 ・ 国土交通省登録講習機関修了・二等無人航空機操縦士資格保有
建設現場経験10年・ドローン資格取材歴3年

建設・測量業界でのドローン活用を現場目線で取材・発信するライター。資格取得から行政申請まで、自ら手続きを経験した一次情報をもとに書いています。

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